高津川を上る
 白上川編

白上川編 
2007.2.4
 高津川に上るシリーズであるが、ほとんどの支流も終わって、どうしようか?と思っていたが、今まで何度もトレーニングをするために上っていた道沿いの川が残っているのに気がついた。いつものトレーニングコースなので、改めてMTBで上るのもどうか、とも思ったが、川に近い道やオフロードを進むこのシリーズ。いつもとは違った風景に出会えることを期待してスタートすることにした。
 その支流の名は「白上川」この川は河口に最も近い支流で、須子から本流と別れ中西方面へ流れている川だ。

   

 自宅からスタートしたので、少しほど本流沿いの土手を走る。やはり高津川の流れはいつ見ても美しい。白上川に入ったとたんにその表情は一変する。それまでの緩やかな豊かな流れではなく、どことなく湿地帯のような雰囲気の表情になる。草の中に川が細く何本も流れている、そんな風景だ。

   

 益田バイパスの建設をしている。もう少ししたら完成か?湿地帯のような部分から少し進むと川幅が再び広くなる。そこを抜けると、とても悲しい光景が・・・。悪名高い三面張り工法による、私の最も嫌いな川の表情が見えてくる。川には責任がない、全て人間が作り上げた悲しい川なのだ。どうして、こういう工法を採用するのか、どんな利点があるのか疑問に思う。川ではなく、水路になってしまう。そんな悲しい川に限って、その横に「川をきれいにしましょう」という看板があったりする。川を元に戻すのが一番きれいにすることになると思うのは私だけだろうか?

   

 いつもは舗装道路を通ってトレーニングしているのだが、このシリーズは土手に道があれば、基本的にはその道を通る。今回もいい感じの道が続いていた。しかし、そんな道は時として突然道が草ぼうぼうのオフロードになったり、行き止まりになったりとちょっとスリリング。こういうところも楽しみの一つだ。

     

 この、のんびり感がたまらない。三面張りの水路?から元の川の表情に戻ってきた。以前はこちらの土手の道の方がメインストリートだったのだろうと想像できるような古い町並みなどもあった。こういうことは県道14号線からでは分からない。

   

 そうしているうちに再び行き止まり。そうなれば、橋があるところまで引き返して、対岸を進む。

  

 川べりの会社の看板にISOの文字。以前から不思議に思っていたのだが、このISO認証を取得するのにも、認証を更新するのにも結構な費用がかかるということだ。この認証は、本当にただの認証で、ISOが保証してくれるわけではないのだ。耐震強度偽装事件にかかわっていた会社もISO認証を受けていたそうなので、この認証があるから絶対大丈夫ということではないし、ISOが保証するわけでもないのだが・・・・。消費者としては、ISO認証がしてある会社というと安心して取引できる、そんなイメージがあるのも事実。でも、実際は??の部分が多いのかも。耐震強度偽装の会社が例外的な会社だと願いたい。(写真の会社は耐震強度偽装とは全く関係がありません。念のため)

   

 再び行き止まり・・・と思ったら、よく見ると小道が続いていた。MTBをかついでその道を行く。すると、広い道に出た。

   

 冬というのに、青々と草が茂っているところもあった。暖冬だ〜。・・・そういう雑草の種類なのかも?

  

 川登地区を美濃小方面へ進む。のこ道もいつもの傾成峠へのトレーニングコースだ。この辺りの川の水がにごっていたのだが、その理由が分かった。工事をしていたのだ。

   

 さらに進むと、再び澄んだ水。ぽかぽか陽気の中、こうした川べりを走るのは気持ちいい。

 

 だんだんと川幅が狭くなってきている。傾成峠のコースからいっても水源も近いはず。

   

そして、いつものヒルクライムとして計測している練習コース「傾成峠」のスタート地点辺りに来た。いよいよ水源か。

    

 そのコースを進むと、いつもの道とは違うちょっと下った道の方に川が続いていた。その道を行く。初めて通る道というのは、興味深い。

   

 そして、いよいよ水源と思われる場所に到着。ここより先はもう道もないし、川らしいものも見当たらない。ここを一応水源ということにしよう。

   

本日のデータ
走行距離 53.78km
最高時速 44.3km/h 
Counter