高津川を上る
匹見川編Z

奥匹見峡〜水源:八幡高原
2006.11.3
 午後から「高津川を上る」の続きをすることにした。前回、奥匹見峡の大竜頭の滝に感動したのだが、今日はその続き。奥匹見峡の看板があるところに車を停めそこからスタートである。最初に奥匹見峡の看板のあるところの橋に行き、スタートの写真を撮っていたら、その橋のところにいたおじさんが声をかけてくれた。ヤマメの産卵している場所が丁度、この橋の下にあるということだった。そんな場所は見たことがないので、いろいろと教えてもらったのだが、川底の色が変わって白くなっているところだそうだ。ヤマメのメスが川底を掘って、そこに卵を産み、そこにオスが精子をかけるということだ。今日、見たときには1匹しかヤマメがいなかったが、この前まで5,6匹ぐらいいたそうだ。そんな話をしていると、おばあさんがやってきて、橋の下へごはんを投げていた。ウグイにえさをやっていた。1ヶ月ぐらい前から下に集まってきて、今では、こうしてえさをやるのが楽しみだということだった。ただ、残飯ではなく、全部ウグイが食べきれるようなものをえさにするようにしているらしい。川底に食べ残しなどが残って汚れることがないようにという配慮からだそうだ。川の美しさをこうして守っているのだ。

  

  

今日のルートは国道191号線を上って行く。川の土手というよりも、やや高い場所から川を眺めながら進む。

   

 今年の秋はとてもいい天気が続く。新聞によると、10月の平均気温は例年より2度も高く、観測史上2番目に高いということだ。そのせいか、紅葉もいつもの年よりも遅いらしい。
 歩道と車道の真上に↓があるが、これは、雪が積もったときに縁石の位置を示しぶつからないようにする目印。さすがにすぐ近くにスキー場があるだけある。

   

 きまぐれ市というガレージが見えてきた。今日はやっていない。山の色も徐々に変わってきている。

 

 ここまで、川の上流に来て、ショックな光景が・・・なんと、コンクリートの三面張りが出現したのだ。こんなところに本当に必要なのか?「本当に必要だったのか?本当に必要だったのか?」と憤りを感じながら進んだ。それでも、少し行くとまた、もとの美しい川に・・・ほっと安心。

   

さらに上る。美しい〜。

    

 そして、ついに川がどこに行ったのか分からなくなった。地図では左側に川が上り、その横に道があるはずなのだが、その川も道も見つけることができず、いつの間にか県境に出てしまった。『高津川を上る』シリーズとしては不本意ではあるが、仕方が無い。家に帰ってからグーグルアースマップなどで、航空写真からも見てみたがやはり、川はよくわからなかった。う〜残念。

    

『八幡高原』
 広島県まで来た。ここらあたりは2年前に、紅葉の中、カヌーで聖川、MTBで八幡高原を回った。その時、すばらしい紅葉だったことが印象に残っている。錦川にあるアウトドアガイドのお店、山口アウトドアクラブのツアーに参加したのだ。(その時の様子はこちら
 今日も、まだ時間もあったので、再び八幡高原をMTBで回ってみることにした。

   

 高津川を上るとはちょっと違うが、八幡高原に来て正解だった。今日もとても綺麗で目と体の保養になった。体いっぱいに大自然の恵みを浴びるといった感じだろうか。高原のオフロードは結構急な坂もあるのだが、それも含めて全てここちよかった。

    

 ススキの原もいい感じだ。途中、湿地帯の保護のためか、写真で見たことがある尾瀬のような(尾瀬には行ったことがない)木製の道がある。ここはMTBに乗っていても、体に伝わってくる感触がとてもやさしい。

   

  

 二川キャンプ場まで来たところで帰路についた。
 とっても贅沢な秋の午後だった。
 自然に感謝。MTBに感謝である。
 今日のデータ
 走行距離 28.50キロメートル
 最高速度 62キロメートル
 高度